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猫背から生首まで
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2010年6月に書いたものです。
正統派メンヘラ小説。
当時好きだった人が重度のメンヘラだったため書いたものと思われます。
これも全然書いた覚えがない…


「宇宙の底」

 目を開けても闇が広がっていた。肌に馴染んだシーツの感触と、嗅ぎ慣れた血の匂いが、僕を夢から現実まで引きずり上げる。ついこの間まで動いていた時計は止まってしまった。今が何時なのかも分からない。闇の中、心臓だけが強く打ち始める。
 手探りで彼女の手のひらを探した。小さな、傷だらけの手のひらは、遥か遠くに転がっていた。必死でたぐり寄せ、壊してしまわないようおそるおそる握る。弱く握り返した瞬間に、彼女の呼吸を感じて僕は安堵する。
 もう何回目かも分からない。彼女の死にたがりの癖は、ただの癖だと分かっていても毎回僕を絶望に陥れる。

「ごめんね、また切っちゃった」
 メールと一緒に添付されたずたずたの腕と、真っ赤なタオル、カミソリ、血の溜まった洗面器の写真。嫌な予感はしていた。昨日彼女の家に行けなかったことが、僕はずっと気に掛かっていたのだ。目の前が真っ暗になる。倒れてしまいそうだ。全身をねばついた汗が流れて、僕は発作的に彼女の家まで走り出していた。
 息を荒げながら合鍵でドアを開けると、彼女は涙を浮かべて笑っていた。狂気じみたその笑顔に、居ても立ってもいられなくなり、一目散に走り寄る。
「えへへ、ごめんね、またやっちゃった」
 血まみれの手で彼女は僕の頭を優しく撫でる。胸に顔を寄せて、彼女が生きていることを確認する。目の前で動いていても全て僕の錯覚であるような気がして、体温を感じるまではそれを信じることが出来ない。
「切るのは構わない、でも、絶対に一人で死なないで。その時は僕も一緒に逝くから」
 何度交わされた会話だろう。彼女は申し訳なさそうに何度も「ごめんね」と呟く。僕は馬鹿みたいに涙を流した。血の溜まった洗面器に落ちた涙が溶けて行った。
 僕がそんな厄介な彼女を見捨てられないのは、数年前の僕を見ているようだからだと思う。僕には彼女の中の闇を取り払うことが出来ないのかも知れない。それでも、どうしても手放すことなど出来なかった。

 傷だらけの体を抱き寄せ、胸に顔を当てる。微かな鼓動が、僕の不安を少しだけ軽くする。冷えてしまった体を温めるように強く強く抱き締めると、彼女はそれに応えるかのように僕にしがみついた。目が慣れると同時に、闇が少しずつ薄くなる。灰色の視界に、ぼんやりと彼女の輪郭が浮かび上がった。頼りない小さな腕が、僕の自由を奪う。
「どこにも行かないでね」
 かすれた声が静寂の中に響いた。彼女の不安はどうしたら拭うことが出来るのだろう。僕は彼女に出会って自分に傷を付けることはなくなったけれど、僕にとっての彼女に、僕はなれないのだろうか。
「うん、ずっとそばにいる」
 永遠なんて存在しないことを、僕自身が一番よく分かっている。それなのに、僕はまた嘘を吐いてしまう。彼女は僕の嘘を嘘だと見抜いているのかも知れない。だから腕を切ることをやめられないのかも知れない。
 熱を取り戻した小さな額に口を付けると、彼女の頭が動いて僕の唇を探す。冷たい唇は、ほんのり鉄の味がする。血を全て舐め取って僕の唾液を流し込むと、ようやく彼女の味が還ってきた。
 柔らかい体に絡み付き、彼女の細部まで口を付ける。その度に上がる小さな悲鳴に、僕はとても興奮する。
「どこにも行かないで」
 小さな体を侵してしまうと、彼女は何度も同じ言葉を囁いた。僕は何度も嘘を吐く。いや、嘘じゃない。ずっとそばにいたい。でも、明日がどうなってしまうかなんて、僕も彼女も分からないのだ。
 永遠は保証されていないことを、僕は彼女に出会うまで知らなかった。彼女はいつも綱渡りをしている。孤独で過酷な作業を繰り返し、自分で自分を追い詰めている。何が彼女をそうさせるのか、本当のところは僕にも分からない。
「自分が嫌いだから」
 彼女はそう笑って言う。僕が今の彼女だった頃、僕も同じことを思っていた。でも、僕は彼女と出会って変わった。僕にとっての彼女に、僕はなりたい。それなのに。
 彼女は常に死と向き合っている。自分で死への道を選んで歩いている。彼女がいつまでもここにいるとは限らない。今日ここにあった体が、明日にはもう動かない。今僕の下で笑う彼女が、次の瞬間には呼吸を止めている。そんなことがあっても何もおかしくはないのだ。
 小さな空洞に射精をすると、彼女は僕の頭を抱き寄せて
「ありがとう」
 と言う。いつもだ。何に対する「ありがとう」なのか、未だ聞いたことはない。僕はうなずき
「どういたしまして」
 と返す。すると彼女は笑う。彼女を否定することだけはしたくない。否定されることは、とても悲しいことだ。それは僕もよく知っている。

「ホットミルクが飲みたくない?」
 腕の中で、彼女は小さく言った。汗ばんだ体にそれはあまり似つかわしくない気がして
「冷たいのじゃなくていいの?」
 と聞いた。
「うん、お砂糖いっぱい入れた甘いホットミルクが飲みたい」
 彼女は恥ずかしそうに笑う。彼女が望むなら、どんな熱いミルクでも飲み干してしまいたい。
 足元に転がる血の匂いがするものたちを蹴飛ばしてしまわないよう注意を払いながら、薄闇に目をこらしてキッチンへ向かう。流しの上の小さな蛍光灯の紐を引っ張ると、その明るさに目が眩んだ。
「眩しい、ね」
 Tシャツ一枚と下着だけの彼女は、そのまま崩れ落ちてしまいそうな細さだ。冷蔵庫を開けると、ヨーグルトとフルーツゼリーが並んでいる。それ以外には飲み物しか入っていない。彼女の食生活はずっとこうだ。変わらない。ポケットから牛乳を取り出し鍋に注ぐと、彼女は背中にしがみついた。
 ほのかな体温を感じながら、鍋を火にかける。焦げてしまわないように静かに揺らす。湯気が立ち始めたのを確認し、火を止めると彼女の体が離れた。細い腕が二つのマグカップを差し出す。去年買ったおそろいのマグカップの片方は割れてしまったから、違う大きさのカップだ。彼女は自分の体を傷付けるためには、その道具さえも厭わない。片割れのマグカップは、彼女に破壊され腕の上を滑った。
 砂糖を落とし、カップを抱えて流しの下に座り込む。ミルクは熱過ぎずぬる過ぎず、ちょうど良い温かさだった。猫舌の彼女には少し熱かったかも知れないな、と思い隣を見ると、案の定ふうふうと息を吹きかけていた。
 僕たちは流しの下にもたれ掛かったまま、言葉も無く時間を消費した。沈黙の中に時折響く虫の声が、夏の始まりを知らせている。彼女と出会って二回目の夏がやってくる。
 少しずつ窓の外が明るく始めた頃、ようやく彼女が口を開いた。
「このまま夜が明けないといいのにね」
 うん、とうなずいてカップに口を付ける。白い液体はぬるく、底に溜まった砂糖が流れ込んできて、その甘さに驚く。彼女のカップにはまだ半分以上ミルクが残っている。
 これが全部夢だったら、彼女と出会ったことも、彼女を愛したことも、今ここにいることも、彼女が隣で感じている孤独も、全てが夢だったら、僕は救われるのだろうか。彼女を救うことが出来るのだろうか。
 新聞配達のバイクの音が遠くで聞こえる。街は動き出している。彼女はミルクの残ったカップを脇に置いて、僕の腕を掴む。生々しい傷痕が残る腕に指を這わすと、じわりと血が滲んだ。腕を持ち上げ、傷痕にキスをする。血を舐め取ると、彼女は小さく声を漏らした。
 涙がすぐそこまで出かかっている。まぶたのすぐ裏には沢山の涙が待機しているのに、どうして泣けないんだろう。それは彼女も同じだ。真っ赤な瞳が優しく僕を見つめている。救われたいのは僕の方だったのかも知れない。
 僕は目を閉じた。広がる闇の中に、小さく光る星が浮かんでいる。ここは宇宙だ。二人だけの宇宙。夢ならば、このまま醒めずにゆらゆらとたゆたっていたい。このまま彼女と宇宙の底まで落ちて行きたい。
 それでも僕たちは、どこにも行けないことを知っている。だからこんなにも悲しいのだ。僕はきっと彼女を救えないだろう。彼女は彼女でいることが、きっと一番美しい。
 朝刊をポストに入れる音が、がこん、と大きく響く。僕たちは途方に暮れたまま、朝を迎える。

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日付が変わってしまったけど日記という名の日記じゃない話を書くよ!

今日は注文していたレンズが届きました。
AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G 名前が長い!



ででーん!

レンズは9月にシグマの10-20mm F4-5.6 EX DC HSM(長い)という広角レンズを買ったのですが、室内で人物撮りをするにはあんまり向いてない気がして、でも18-55mmのレンズキットのレンズじゃ物足りなくて、そこで出会ったのがこのレンズでした。
2ヶ月くらい迷い続けて、一昨日あたりにふっと勢いで購入。
レンズを買うのは勢いが大事です。

取り敢えずは標準、広角、マクロレンズが揃ったので、レンズ沼にハマる前にこのあたりで頑張ってみようかなと思います。
望遠レンズは使う機会無いと思うので要らないや。



レンズ三姉妹!


来月で今使っている一眼レフのカメラを買ってちょうど2年になります。
まだ2年なんです。
まだ2年しか使ってないくせに個展やるだのカメラについてどうのだの語っているわけです。

でも(後出しになるけど)写真を撮るということにはずっと興味があったのです。
中学生の時は「写るんです」で今で言う「自撮り」を何枚も撮って写真屋さんで現像したりしていました。
今考えるとめちゃくちゃ恥ずかしい!写真屋さんごめんなさい!
今思えばその頃からセルフポートレートを撮っていたのですね。
その頃はまだデジタルカメラなんてものはなくてフィルムかAPSで、カメラなんて高くて買ってもらえないから、結局インスタントカメラを安売りの時に買い溜めしていました。

コンパクトデジタルカメラを初めて買ったのは多分娘が生まれた時。
私が買ったのではなく、元夫が買ったのですが、当時は500万画素のコンデジでも5万円台の時代でした。
今ならデジタル一眼レフが買えちゃう!
その時買ったカメラは離婚した時に私が引き取ったのですが、モデルをやってた時代に携帯電話で撮影するひとがいて(ちゃんとギャラはもらってたので何も言わなかった)、その様子があまりにも滑稽だったのでそのひとにあげました。

それからコンデジはCanonのPower Shot G10を買いましたが、いまいち使い勝手が良くなくてあんまり写真を撮った記憶がないです。
中途半端にコンデジを買わずに、その時一眼レフを買っておけば良かったなって今は思います。

そして2011年の2月、近所の電器屋で型落ちの在庫処分で投げ売りされていたNikon D5000と出会います。
正直NikonでもCanonでも安かった方を買ったんだろうなと思います。
当時はそんなに知識もこだわりもなく、とりあえずデジタル一眼レフが欲しい!と思っていたので、レンズキットで55800円という値段はとても魅力的でした(電器屋のおじちゃんがまけてくれたので、実際には5万円ちょうどくらいで買いました)。
今は5万円を切るデジ一もいっぱい出てますが、当時は5万円台なんて破格だったのです。
これはもう買うしかない!と貯金を下ろしに行き、諭吉を握りしめて電器屋に乗り込んだのでした。

だからその時もしCanonのカメラの方が安く売っていたら、Canonの方を買っていたのです。
でもEOS kissはなんとなく嫌で(CMが安っぽい)、Canonのカメラを買うならEOS、でもEOSは高いからNikonにしよう、ってな具合です。
カメラにこだわりがある方は会社にもこだわりもあるのでしょうが、私は特にないので適当なものです。
車も動けばいいや、と思ってボロボロの中古車を乗り回すような女なので、こんなもんです。

その後、ミラーレス一眼のSONY NEX-3と、娘が使うようにと思ってCanon Power Shot A2200という6800円のコンデジを買いましたが、やっぱり一番使うのはD5000です。
因みに名前は「みどり」です。なんとなく。

だからそんな私がグループ展に参加させて頂いたり、クリエーターズマーケットで展示をしたり、個展までやっちゃうなんて本当にいいのかな?許されるのかな?
とずっと思っていました。
今もちょっと思ってます。
でも自信が100%あるわけでは無い状態で撮った写真を展示するのは失礼にあたる(被写体になってくれたお友達や見て下さった方々にっとって)のではないかと思って、写真を撮る時は誰にも負けない、自分が一番愛してあげられる写真を撮ろうと最近は思うようになりました。
そもそも私あんまり他の有名な写真家さんたちが撮った写真もあんまり興味が無いですし、自分の写真が一番良い写真だと思っています。
これは撮り始めた時からずっと。
だからモデルをやめて自分が撮る側にまわったわけです。
その気持ちを自信に振り替えて、これからも写真を撮っていけたらいいなと思います。

長くなってしまった!
明日は野外で撮影です。
楽しみ!


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土曜日、みゆたん(@__am57)とお写真撮ってきました!
その時に血糊を使ったのですが、意外と反響があったので勝手に作り方を載せておきます。


材料:水、片栗粉、食紅の赤と青(緑でも可)

1.作りたい分量の水を鍋に入れて沸騰直前くらいまであたためる。

2.火を止めて食紅を投入(赤は一瓶、青は小さじ2くらい)して好みの色に調整する。

3.水に溶いた片栗粉を鍋に入れて弱火にかける。

4.とろっとしてきたら火を止める。

5.血糊の完成 \(^0^)/


水溶き片栗粉はちょっとずつ入れて硬さを調節した方がいいです。
今回は入れすぎてゼリーみたいになってしまった…



そしてその血糊を使った写真がこれだ!








それなりに本物の血液っぽく見えるものです。
ノリノリで血糊をお湯に溶かしたり後片付けをするために素手で血糊をかき集める私を見たみゆたんをドン引きさせてしまいましたが、すごく楽しかったです!
血糊大好き!ヒャッハー!!

お付き合いしてくれたみゆたんありがとう。
おのさんが提案してくれたように、青い血糊とかも作って撮影したいな。

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※更新したのは1/14(月)です

昨日何も浮かばなくて、今日一日ずっと考えていました。
その結果、いつも似たようなこと書いてるな、と思いながら私はこういう話が一番好きなんだなって気が付きました。
タイトルは思い浮かばなかったので今のところ無しです。



 もうずっと長い間、痛みの中にいました。ここは真っ暗で何も見えません。痛みの海はひたひたと私のすべてを飲み込んで、私という意識を潰そうとしています。最後に言葉を発したのはいつだったっけ。最後に笑ったのは、最後に泣いたのは、最後に人を憎んだのは、いつだったっけ。思い出せない。私はあの日からずっとここにいます。母に殺されたあの日から。

 母にとって私はただの邪魔者でしかなかったこと、物心が付いた頃にはとっくに気付いていました。母は私に虐待や体罰を与えない代わりに、何も与えてはくれませんでした。生きていくのに必要最低限のもの、食事や衣服や寝床は用意してくれましたが、母親が子どもに与えるべき愛情だとか、しつけ、教養、言葉のひとつも、私は与えられることはありませんでした。
 母は私の存在を無いものとして生きていたようです。私ははじめ、自分は耳が聞こえないのかと思いました。母の声が聞こえない。でも、それは私の勘違いで、母が私に向けて言葉を放ったことが一度もなかっただけなのです。では、母は聾唖の者なのか? と次に考えました。しかし夜な夜な連れ込む知らない男たちの前で、母は嬉々として女の声をあげました。私には決して向けられることのない言葉を、軽々しくも母は投げかけます。私はあの豚のような男たちよりも低い立場に存在している、いないものとされている、イコール、ゴミ。母にとって私は捨てるに捨てられないゴミだったのです。捨てられないだけマシだと思った方が幸せなのかも知れません。
 私は家から一度も出たことがありませんでした。古いアパートの二階が私と母の家で、二つある部屋のうちのひとつで私は暮らしていました。部屋は襖で区切られていて、トイレやお風呂は自由に使えましたが、母以外の誰かが家にいる時は部屋から出られませんでした。私は雰囲気でそれを汲み取り、母に言われなくともそれを遵守していました。食事は一日二食、昼前と夜中に母の残飯が部屋に置かれます。冷めた残飯を食べている時は何も考えなくて良いので幸せでした。部屋の中はいつも暗く、冬になるととても寒くて、私はぺらぺらの薄い布団にくるまって一日が過ぎていくのを待ちました。ずっとずっと、そうして過ごしていました。
 私は自分が何歳なのかも知りませんでしたし、もちろん名前もありません。あるのかも知れないけれど、呼ばれたことがないのでわかりません。いつになればここから出られるのか、死ぬまでここにいなければいけないのか、いくら考えても答えは出て来ませんでした。
 もうずっとこのままなのかも知れない。そう思ったある日の夜、私は暗闇に放り込まれました。眠っている間に殺してくれたことこそが、母の最大の愛情表現だったのかなと、今は思えます。私は目を開けることが出来なくなりました。体も自由に動かせません。漂う意識の中で、これがいわゆる「死」であることを悟ります。死んでも意識は残るということを、死んでから初めて知りました。暗い闇の中にあるのは痛みです。どこが痛いとか具体的に説明は出来ないけれど、ただひたすらに痛いのです。最後に残った感情が「痛い」というものだけだったのか、それともここには本当に痛みしかないのか。誰かに聞きたいけれど誰もいません。私はこの闇の中で膝を抱えて途方に暮れるしかなかったのです。

 次に母と対面した時、私は初めてきちんと母の顔を見ました。目尻のしわや頬のたるみが以前よりも増えたようで気になるけれど、それはやっぱり私が知っている母の顔でした。
 母は私に初めて言葉をくれました。
「生まれてきてくれてありがとう」
 そして私の名前を呼び、抱きしめ、涙を流しました。
 また母の子どもとして生まれてしまったのは、不幸なことなのでしょうか。神様は意地悪ですね。次の人生ではちゃんと愛されて過ごしたいです。私を殺した母にそれが出来るのか分かりませんが、もしまた同じことを繰り返すようであれば今度は私が母を殺したいと思います。痛みはまだ取れません。


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今週は先週とあんまり変わり映えしない音楽ばかり聴いていたので、中二病真っ盛りの時期に聴いていた音楽を振り返ろうと思います。




中学生の時はいかにして清春と結婚するかばかりを考えていました。
私の処女は清春に捧げるものと思い込んでいたよ。
多分このMステはリアルタイムでみてた。




リアル中二でハマった椎名林檎。
本能は中三の受験間際にひたすらリピートして聴いてた。
でも推薦だったからまともな受験勉強しなかった。
今みるとこのPVえっろいなー




今でもたまに聴く川本真琴。
「愛の才能」をカラオケで歌うと当時はブルマ姿のおねえちゃんが金網の前でひたすら尻を振るという超マニアックな映像(もちろん本人ではない)が流れていたものです。
この川本さんはマリナちゃんに雰囲気がすごく似てる気がする。




「スワロウテイル」は深夜に再放送してて、それを録画して(もちろんVHSである)テープが擦り切れるまで何回も観た映画。
私の中二病の発端ってここだったかも知れない。
全然関係ないけど日曜日の昼間にNHKでやってたアジア映画劇場が大好きだった。




げんぱっつぁんのカラオケの十八番だよ★
ライブばーじょんしかなかった…
これの歌詞を下敷きに書いて授業中眺めたりしてた。痛い。




バインさんを好きになったのは高1の時くらいだったかな。
憧れてた女の子がバインさんのこと好きでCD借りてMDに入れて聴いてた。
指先のシングルの初回盤のこれが入ったDVD持ってたけど売っちゃったんだよなあ。
もったいないことをした…




中学二年生の私がアーバンギャルドを聴いたらどう思うのかな。
精神構造はあのころからあんまり変わってないから、やっぱり好きになるのかもしれない。

私たちの青春はあなたのものです


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1/5~1/11のげんぱつ。

1/5(土)
土曜日なのにしゅっきん!ふぁっきん!



ブラウス デンジャラスヌードの福袋に入ってたやつ
スカート PEACE NOW
カーディガン ユニクロ
タイツ 猫のまたたきタイツ


1/6(日)
熱田神宮に初詣に行くもしろうさんとなかなか合流出来ずひとりでぷんすかして帰りに娘とパルコ行った。
何であんなにひとりでイライラしてたのか謎。
八つ当たりしてごめんね。



ブラウス イノセントワールド
ジャケット ブルーローグ
スカート イノセントワールド
オーバー二― イノセントワールド
カチューシャ axes


1/7(月)
出勤(もうほかに何も書くことがない)。
パステルカラー本当に似合わないね…



ワンピース axes
ブラウス ブルーローグ
カーディガン スイマー
タイツ みきてぃーさんのバイト先で買ったやつ


1/8(火)
出勤(ねむい)。



ワンピース メタモルフォーゼ
ブラウス ブルーローグ
カーディガン ユニクロ
タイツ グリモワール


1/9(水)
驚くべきことに家から一歩も外に出なかったため一日中部屋着で過ごしていた。
そのため写真なし。



_人人 人人人_
> 突然のなの <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄


1/10(木)
出勤。
帰りにNOVAビルに寄ってKERAショップで見つけた猫耳マフラーを誘惑に負けて買う。



チュニック MILK
ブラウス Amavel
カーディガン ユニクロ
タイツ ネバアランド


1/11(金)
出勤。
朝ぼーっとしていたせいで服がすごく適当になってしまった。
今週もおつかれさまでした。



ブラウス axes
ショートパンツ mozoの安い服屋で買ったやつ
カーディガン スイマー
タイツ PEACE NOW


コートを着るとこうなるよ!



コート KBF
猫耳マフラー Deorart


一週間を通して黒いカーディガンを大体着ていることがわかった。
ユニクロの黒いクルーネックカーディガンは3枚持ってる(スイマーのはVネック)。

明日は久しぶりに撮影だよ!
血糊も作ったし楽しみ★


やくしまるえつこのような愛されキャラになりたい。
にゃんにゃん言っても許される28歳になろう(目標)



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今日読んだ漫画はこれだ!



ふみふみこ「そらいろのカニ」


ふみふみこさんの漫画は「女の穴」「ぼくらのへんたい」に続き3冊目、と思いきやもう1冊出ていたよう(「さきくさの咲く頃」というタイトルだそうです)で、それはまだ読んでない…
さておきこの「そらいろのカニ」、いくつもの時代をまたいで出会うエビ(女)とカイ(男)のお話です。
全部違う話だけど、登場人物は全てエビとカイに因んだ名前を付けられていて、エビがカイを蔑む燃えるような目をしているのが印象的です。
第2話は手塚治虫の「空気の底」の中の金魚のきょうだいの作品にどことなく似ている気がします。

「ずっとはわからない
 ずっとなんて知らないけど
 今この瞬間
 君が好きだよ」

そう言ってつながる性別のないエヴィとカイ。
そしてそらいろのカニになり、次の時代に生まれ変わる。

という言葉にしちゃうと上手く伝わらない、でも少しふしぎな漫画です。
ドメスティック、ロボット、百合、監禁、首だけの女、絵のタッチも各話ごとにちょっとずつ違って、最終話にすべて繋がったときにはあああああ…って感じになります。

私本当に感想文書くの下手くそだ…
上手く表現できない…

ふみふみこさんの漫画は中学生の頃に読んでいた「CUTiE comic」に載っていた漫画と同じにおいがして、私の原点に戻ってきたような、そんな感じがします。
やまだないととか南Q太とかかわかみじゅんことか、そういう漫画家さんたちと手触りが似てる。
「ぼくらのへんたい」の2巻ももうすぐ発売なので買います。

おわり!

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プロフィール
HN:
原発牛乳
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1984/09/21
職業:
おかあさん
趣味:
おひるね
自己紹介:
かわいい女の子の写真を撮ったり行き過ぎた妄想を小説にしたりしています。
名前はアレだけど別にこわい人じゃないです。
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