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猫背から生首まで
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downyのライブを観に大阪まで行ってきた。
downyは9年前に活動休止して、今年再始動したポストロックバンド。
ゴリゴリのベースと頭がおかしいんじゃないかってレベルの変拍子を打つドラムと歪みまくりのギターと何喋ってるかわからないボーカルという最強のメンバーで成り立っています。
私が知った時にはもう休止したあとで、何百回とCDを聴いてももうライブに行けないんだなってすごく悔しかった。
だから、今年再始動のお知らせがあってから絶対ライブに行こうと思っていたのです。

大阪ってすごく近く感じてしまっていて、気が付いたら13時過ぎで、娘の銀行口座を作ったり新しい腕時計を買ったりしていたらあっという間に16時になっていた。
16時発の近鉄特急に乗らないと間に合わないなーと思っていると16時に間に合うように行動を取ってしまって、結構のんびりになってしまう。
これは多分財布にあるだけお金を遣ってしまうのと多分同じことだと思う。
よろしくない!

でもちゃんとギリギリに会場に着いて、寒い中開場を待った。
今日は本当に寒かった。
手が千切れるかと思った…
中に入ったらまだ2段目が結構空いていたので、2段目の最前に立ってわくわくしていた。
のに!開演近くになって段差(30センチくらい)+私の身長よりも背の高い男の子が前に来てあああああ…ってなった。
もっと身長がほしいです(ちょっとずれたらステージがよく見えた)。
因みに会場の男女比は6:4くらい。
久々に男子率の高いライブに行った。

開演が10分くらい押して、暗転。
「おかえりー!」とか「待ってたよー!」とかの声の中、静かにメンバーが出てきてものすごくドキドキした。
でも次の瞬間、1枚目のアルバムの1曲目「酩酊フリーク」のイントロが流れて全身に鳥肌が立った。
目の前でdownyがライブをしている、という状況を上手く飲み込めないまま音の波に飲まれてしまって、頭がとても混乱した。
スクリーンに流れる映像が気持ち悪くて(褒めてる)、悪い夢を見ているようだった。
私がdownyを聴き始めるきっかけになった「左の種」が5曲目か6曲目くらいに流れたときは、全身の毛穴が開いて体が物凄く熱くなった。
この曲がなければ今ここに立っていないんだなって思うと感慨深い。

downyに出会った6年前の今頃は第二次クソビッチ絶頂期で、セフレが5人くらいいて全員にdownyのCDを焼いてすすめていた。
その中でちゃんと聴いてくれた人は多分いなかっただろうけど、ロキノン系が好きな人が多かったから、最近のdownyの活動を知って私のことを思い出したりするのかな?と思ったりもする。
そのあとに元彼(今度コミケで一緒に売り子してくれる人)と出会って全員とフェードアウトしてしまったからその後は知らないけど、みんな元気で幸せならいいなと思います。
ライブを観ながら、そんなdownyをずっと聴いていた時期のことを思い出したりして泣きそうになったり、少し寂しくなったりした。
あの頃に戻りたいとは思わないけど、あの頃の私も結構好きだったな、って。
あの頃は自分のことあんまり好きじゃなかったけど、今思うと若くてかわいいなーと思う。
若さって二度と戻って来ないんだなって、最近強く思います。

ライブの時間は1時間半くらい。
ほぼMC無しで最後に青木さん(ロビンの方)が喋っただけ。
久しぶりに音を聴きにいくライブでした。
でも青木さん(裕の方)の色気が凄まじくて、あーやっぱりバンドマンっていいなーと思ってしまった。
前見えてなくない?ってくらいの前髪ってエロいんだよ…
アンコールは無しで、ロキノンアンコール(拍手がどんどん早くなる)のあとロビンさんが出てきて「もう無理!」って苦笑いしてた。
でも「また絶対来るから!」って言ってくれたので、またライブに行けたらいいな。

帰りは駅まで歩くのが面倒でタクシーで新大阪まで。
タクシーのおじちゃんに人生相談されることに定評のあるげんぱつですが、今日は運転手さんに娘自慢をされて心が和みました。
心に余裕があると何言われても許せる!
22時発の新幹線に乗り、帰宅したのは23時半頃。
大阪の滞在時間は4時間くらいで、本当にライブを観に行くだけの遠征でした。

大阪は近いからもっと行きたいなと思うけど、大阪にあって名古屋にないものってMIHO MATSUDAとエミキュくらいだし、行きたいライブが無ければあんまり行くことなさそう。
今回も3月の鬱まつりぶりの遠征だった。
一人で夕方から電車に乗って遠い場所に行くのはすごく切ない気持ちになって、外はどんどん暗くなるし、iPodから流れるdownyの曲は悪夢みたいだし、外は寒いしそれだけで泣きそうになった。
これで関西にお兄ちゃんでもいたらこの感情を一緒に分かち合ってくれたのに、生憎私は一人っ子である。
いつでもどこに行っても誰といても私はひとりで、心のどこかにこの感情が絶対にある。
大人になったらなくなるかなと思ったりもしたけど、この年になってもなくならないし、きっと死ぬまで私はひとりでこの感情と寄り添って生きていかなくてはならない。
6年前によく考えていたことを思い出した一日でした。
明日は撮影なので寝ます。


おわり

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プロフィール
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原発牛乳
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1984/09/21
職業:
おかあさん
趣味:
おひるね
自己紹介:
かわいい女の子の写真を撮ったり行き過ぎた妄想を小説にしたりしています。
名前はアレだけど別にこわい人じゃないです。
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