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猫背から生首まで
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アーバンギャルドのライブを初めて観たのは2010年の2月のことでした。
大阪の難波ロケッツという高架下にあるライブハウスで、「東京ゲリラ2」の発売企画?で大阪に遠征するよ!みたいな感じだったと思います。
14時開場がかなり押して、会場に入ったのは確か15時くらいでした。
そのライブは9バンドくらい出ていて、アーバンの出演はトリ前くらい。
当時は全く知らないバンドばかりで、でもとりあえず観たろかいと思って航空電子やCOSMO-SHIKIやサンドイッチで120分?やストロベリーソングオーケストラをかなり冷ややかな目で観た記憶があります。
その時はアーバンギャルドにしか興味が無かったのです。
早くアーバン出せ!と思っていました。
白塗りバンドのライブを観たのも初めてだし、東京みるくベイビーズというバンドはライブ中に男性器をポロリしたりしていたので、こういう世界があるということにカルチャーショックを受けたものです。
と、同時に、こういうバンドにもファンがいるということ、こういうレベルのバンドでもライブをしても良いんだなということ知りました。
その頃はロキノン系のバンドばかり聴いていたので、そのあたりのことを全くよく知らなかったのです。
その時のアーバンのセトリは「東京生まれ」「ベビーブーム」「コンクリートガール」「リボン運動」「水玉病」「オペラ・オペラシオネル」であったとmixiの日記に書いてありました。
私はてっきり「セーラー服を脱がないで」も聴いた気でいたのですが、記憶違いでした。
多分その次に観たライブ(神聖かまってちゃんと対バンしたやつ)の時に聴いたのかな…。
あれから3年半近くの月日が流れました。
保育園に通っていた娘は小学3年生になり、25歳だった私は28歳になりました。

というわけで、今日は「恋と革命とアーバンギャルドツアー」初日、新横浜NEW SIDE BEACH!!でのライブに行って来ました。
先行で取ったにも関わらず257番というかなしい整理番号だったので、後ろでタナカさんやNEGIさんたちと一緒に観ました。
私はライブレポというものが本当に下手くそで、書いていると途中で嫌になるので書きませんけども、何だか色々なことを思い出してちょっと泣きそうになりました。
この3年半の間に私は4人ほどの男性と関係を持ち、未だに連絡を取っているのは1人だけです。
あっもう1人いますがその人は元ヒモの人で、私が貸したお金を毎月返してくれる時に「入金しました」「確認しました」というやりとりをするだけなのでカウントするのはやめておきますね。
アーバンギャルドの曲と一緒に思い出す過去の男たちの姿…というのは無いけれども、当時は何かやりたくてもどうそれを外側に向けて良いのか全く分からなくて、とりあえず必死こいて書いた小説をすばる文学賞とか文學界新人賞とか群像新人賞とかに送って満足するだけの日々でした。
因みに文学賞は一次選考すら通ったことありません。
それが今や写真を撮り文章を書いてそれらをPhotoshopとInDesignでどうにかこうにか冊子にして販売したり、個展までやっちゃってるわけです。
PhotoshopElementsすら使えなかった私が!
フリーソフトでちょろっと加工してブログにアップしていい気になってた私が!!
物凄い進化だと思いませんか?
でもそれも最初に観たライブの対バンの人たちに抱いた「こういうレベルでもこういうこと出来るんだ」という感情が全ての原動力になっている気がします。
今私めちゃくちゃ失礼なこと書いてますが、そう思わなければ私はきっと今でも薄暗い部屋でシコシコと文学賞に送るための小説だけを書き続けていたと思います。
どこにも出すことが出来ないまま、不完全燃焼のままで、自分は特別だって思い込んで。

3年半の間に東日本大震災が起きて日本が大きく変わったり、原発事故のせいで原発牛乳という名前に肩身を狭くしたり、日本も、環境も、私も大きく変わりました。
初めて観たライブで聴いた「水玉病」「コンクリートガール」「ベビーブーム」は、今日聴いたそれとは同じようで全く違います。
曲の一つひとつに個人的な思い入れが大きいせいかも知れないけど重みや厚みが出た感じがします。
黒髪だった天馬さん、茶髪だったよこたん、谷地村さんと瀬々さんは私の目からはそんなに変わってないようにもみえるけど、3年半前は鍵山さんはいなかったし、藤井さんはメジャーデビューと同時に卒業しちゃって、アーバンギャルドも変わりました。
ずっと同じままでいることはとても楽なことかも知れないけれど、私は変わろうとするひと、成長していくひとたちが好きです。
私も死ぬまでそうありたいと思っています。
だから私はアーバンギャルドを好きで良かった、っていつもライブを観たあとに思います。
私はアーバンギャルドが大好きです。
それは一つだけ、私の中で3年半前から変わらないことです。
この気持ちがいつまで続くかもわからないけれど、私は今目の前で全力でライブをしてくれるアーバンギャルドを好きでいられることが本当に幸せだと思います。

全国ツアーはあと2ヶ月と少し続きます。
私は今日を入れて4ヶ所と、滋賀のフェスに行きます。
最終日の渋谷でまた少し変わった、成長したアーバンギャルドのライブを観るのが今からとても楽しみです。
きっとまた泣いちゃうんだろうな。

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プロフィール
HN:
原発牛乳
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1984/09/21
職業:
おかあさん
趣味:
おひるね
自己紹介:
かわいい女の子の写真を撮ったり行き過ぎた妄想を小説にしたりしています。
名前はアレだけど別にこわい人じゃないです。
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